南中学校は、大館盆地の南端にある二井田・真中地区に位置し、南に遠く森吉山、北に大館のシンボル鳳凰山を望む、自然豊かな学校です。周辺には水田・農園・果樹園が広がり、大館の農業の中心地となっています。また、近年は、学区内にある大館工業団地に様々な業種の企業が進出し、工業生産も活発になっています。
全校生徒は56人と決して大きな学校ではありませんが、恵まれた自然環境と地域の温かい支援の中、のびのびと学校生活を送っています。
生活と学びの自己調整を
大館市立南中学校
校長 加藤 達美
7月に入りました。令和7年も半年が過ぎたことになります。
1学期も残すところ2週間あまりとなりました。
南中生は、暑さに負けず、毎日の学校生活を生き生きと送っています。6月下旬に東京都世田谷区の砧中学校から、1日半の研修型訪問視察ということで、数学の先生が来校しました。南中の授業をご覧になったあと、南中の3年生を相手に授業を実施しました。また世田谷区教育委員会から3名の方の巡回訪問もありましたこの後、感想をいただいて、学校報等で紹介する予定です。
それに先立つ6月24日には、今年度の第1回定期テストがありました。結果の点数だけに注目するのではなく、それに至る努力の過程と結果とを結び付け、日々の授業や家庭学習への取組を振り返って「自分の学習を自分で調整できる」力を育てていきたいと考えています。
このことについて思うのは、中学生にとって「学習の調整」とは「生活の調整」とほぼ同じ意味をもつのではないか、ということです。先日、外部から講師をお招きして「睡眠セミナー」を実施しました。南小学校の6年生も一緒に、睡眠はなぜ大切なのか、どうしたら適切な睡眠を取れるのか、など、とても分かりやすく、すぐに実行したくなるような講話をお聞きしました。よい睡眠がよい学びに直結すると聞き、その日の夜からさっそく実行した生徒もいたようです。
生活や学習を自分で調整するということは、「自律」そのものです。学校のいろいろな教育活動を相互に関連させて、自律できる生徒、自己決定できる生徒を育てています。本日行われる「高校学習会」も、生徒にとって大きな刺激や成長のきっかけになると期待しているところです。
令和7年7月1日
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